有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。

歯周病とドライマウス

増えてきたドライマウスの患者さん

最近、ドライマウス(口腔乾燥症)の患者さんが増えてきました。(推定800万人)唾液が減り、唇、口の中やのどが乾く、人によっては口の中もぱさついてしゃべりにくい、食べ物が飲み込みにくいといった症状が起きます。

ドライマウスになると、唾液が少なくなるので、唾液で口の中の細菌を洗い流す作業が少なくなります。このことで口の中の細菌が増えて、歯周病やむし歯が進行しやすくなります。

また唾液には、細菌やウイルスを退治してくれる作用があります。
その唾液が減るということは、歯周病菌が増殖し、結果として歯周病が進み、歯肉の腫れ、出血や歯のまわりの骨の吸収などが起こってしまいます。

つまり、現在歯周病の患者さんは、ドライマウスにも対処しながら歯周病治療をする必要があるということです。

1)ドライマウスの症状

  1. 口が乾きやすい、水をよく飲みたくなる
  2. 口の中がネバネバする
  3. クッキーなど乾いた食べ物が飲みこみにくい
  4. 長時間の会話がしにくい
  5. 入れ歯がはずれやすい、何度調整しても痛い
  6. むし歯や歯周病が急に進行してきた
  7. 食べ物の味がよくわからない、味が変わった
  8. 口臭が強くなってきた
  9. 舌がザラザラする、舌が平らになった、舌の表面がひび割れている、舌が痛い
  10. 唇が荒れてひび割れる、唇の横が切れて痛い

上記のうち1つでも当てはまるものがあればドライマウスの可能性が高いです。

舌の表面がひび割れている

2)ドライマウスの原因

1)薬の副作用

400種類以上の薬が、口が乾く原因になると言われています。

特に下記の薬剤

・降圧剤
・抗不安薬、抗うつ剤
・抗アレルギー薬
・抗パーキンソン病治療薬

は注意が必要です。

また、あなたがもし5種類上の何かのお薬をお飲みなら、ドライマウスの危険性が非常に高いです。

2)加齢?

確かに加齢により唾液が減っていくことが多いですが、これは高齢者になると全身疾患や投薬が増えることと関係しています。

年齢だけで唾液が減るという強い根拠は今のところはありません。

3)シェーグレン症候群
4)関節リュウマチ
5)糖尿病
6)うつ病
7)ストレス→交感神経が緊張していると唾液の分泌が減る
8)放射線治療をしている方→唾液腺の機能が低下する
9)口呼吸→鼻ではなく口で呼吸する習慣がある人はそれだけで口の中が乾燥してしまう
10)よく噛まない、よく噛めない唾液腺を刺激しないので、唾液が出にくくなる

3)ドライマウスの対処法

  1. 良く噛む習慣をつける(一口30回噛む)
    良く噛めるようにする(必要があれば歯の治療をする)
  2. 十分な水分の摂取
  3. 保湿剤
  4. 人工唾液
  5. 唾液腺マッサージ
  6. キシリトール(100%)入りのガムを噛む
  7. 唾液分泌促進剤
  8. 姿勢や呼吸法の指導
  9. 食生活指導
  10. 舌、口唇の機能強化
  11. ストレスをためない

などがありますが、まず一番重要なことは、左右バランス良く咬めるようにすることです。それによって唾液腺が刺激され、唾液が出やすくなります。

また、現在多種類の薬を服用中の方は、可能であれば担当医と相談して薬を減らしてもらうこともいいかと思います。

薬の約80%は口腔乾燥を引き起こすと言われています。特に降圧剤、抗うつ剤、精神安定剤を服用し続けると唾液が減少します。)

さらに唾液が少ない方は、一日に何回も水でよくゆすいでください。

(もちろん歯磨きをした後は特に念入りに)そうすれば、歯周病菌もある程度は洗い流されます。でも、歯周ポケットの中の菌はなかなか排除できないので、最低でも3ヵ月に一回、歯科医院で歯のクリーニングを受けてきれいに取り除きましょう。

なお、当院ではドライマウスの検査や治療も行っていますので、「ちょっと最近口が乾きやすくて…」という方は、ぜひ受診してみてください。

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