有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。
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タグ : デンタルフロス

デンタルフロスについて

デンタルフロスとは

みなさんはデンタルフロスを使ったことがありますか?

あるデータによると日本でデンタルフロスを日常的に使用している人は少ないと言われています。しかし、歯科先進国のアメリカやスウェーデンでは歯磨きをしたあとに、デンタルフロスを使うことは当たり前となっています。

デンタルフロス

歯ブラシだけでは取れない汚れも

デンタルフロスを使用すると、歯と歯の間の歯肉の中(縁下)3.5ミリまで届きます。ブラッシングや歯間ブラシよりも歯肉の奥まで届くので、歯ブラシだけでは取れない汚れを取ることができます。この2つを併用することで歯と歯の間の汚れを確実に取ることができます。

しっかりと歯と歯の間の汚れを取ることが出来ないと、歯と歯の間に虫歯ができてしまう可能性が高まります。隣接面カリエスといいます。歯の間は、噛み合う面とは違い見えにくいので、気付いた時には大きな虫歯になっていたりするので恐ろしい虫歯です。その為にも日頃からデンタルフロスなどの清掃補助用具を併用することが大切になってきます。

デンタルフロスの使い方

まず40~50センチくらいフロスを取り出します。目安としては指の先からひじくらいの長さです。そのフロスの端を指にくるくると巻き付けます。次に親指と人指し指を使って、指と指の間のデンタルフロスの間隔を1から1.5センチの長さになるようにしてピンと張るようにします。

歯茎を傷つけないように

準備ができたら、歯と歯の間にフロスを挿入します。ここで気を付けないといけないことがあります。勢いよく歯肉に入れてしまうと歯肉が傷ついてしまう可能性があります。歯面に沿って、のこぎりを引くようにフロスをゆっくりと内外に動かしながら歯と歯が接触している部分を通過させて下さい。

フロスを挿入することができたら歯についたプラークをこすり落とすようなイメージで片方の歯に沿わせながら上の方に移動させます。これを5回程行います。

何度もやってみましょう

反対側の歯も同じように行っていきます。一度使用したフロスは、指などで巻き取って、別の歯を行う時はフロスの新しい所を使うようにします。慣れるまでは難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れてくるとスムーズにできるようになります。

焦らないでゆっくりと鏡を見てやるのも良いでしょう。

わからなければ専門家へ

どうしても苦手という方は歯科医師や歯科衛生士に相談してみるのも良いでしょう。自分で正しく使う為には、根気よく練習すると良いでしょう。またフロスに持ち手のついたタイプもありますのでそちらも使ってみて下さい。

歯ブラシの他に補助用具を使いましょう。

みなさんは毎日、歯を磨いていますか?

ほとんどの方が磨いていると答えるでしょう。
歯磨きの他にフロス、歯間ブラシなどの補助的清掃用具を毎日使っている方はどうでしょう?もしかしたらあまり多くはいないかも知れません。
歯ブラシを使う他になぜ補助用具が必要なのでしょうか。

虫歯になりやすい歯は?

虫歯のできやすい所とは、咬み合わせの溝の部分、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目の3ヵ所です。
歯垢や食べカスは目に見える歯の表面や裏側だけでなく歯ブラシがなかなか届きにくい、歯と歯の間にたくさん溜まっていきます。もし、適切な補助用具を使わず毎日、歯と歯の間に食べカスが溜まり続けたらどうなってしまうでしょうか。

毎日のブラッシングが重要

おそらく、その部分から虫歯や歯周病や口臭が引き起こる事が考えられます。毎日のブラッシングとセットでフロスや歯間ブラシを使用する習慣をつけていきましょう。
歯ブラシだけで磨いた場合は約50%程しかプラーク(歯の汚れ)を除去できませんが、そこにフロスなどの補助用具を併用することでプラーク除去率は90%まで上がります。
プラークコントロールは一日一回、プラークを隅々まで取ることを言います。なので、一日一回は補助用具を使うようにしましょう。プラークの細菌は24時間たたないと悪さをしないのでゆっくりと時間の取れる夜の歯磨き時間に補助用具を使った清掃を行うと良いでしょう。

デンタルフロスとは

弾力のある細い線維の束でできている糸を歯の間に入れて線維の束で歯の間の汚れを巻き取るようにして取り除く道具です。
糸だけのタイプとホルダー付きのものと2種類あります。ホルダー付きのものは奥歯に使いやすいので、初心者の方にオススメです。
使い方は事前に歯科医院でレクチャーを受けると良いでしょう。

歯間ブラシとは

歯と歯の間に隙間が大きく開いている場合に有効と言えます。
また、ブリッジ、ブリッジのダミーの歯の所などに使用すると効果的です。
歯間ブラシにはL字に曲がったタイプとストレートタイプがあります。最初は難しく感じますが、慣れれば簡単に行えるようになります。太さも色々ありますので自分に合ったサイズを使いましょう。合わないサイズを使ってしまうと歯や歯ぐきを傷つけることがあります。事前に歯科医院で自分にサイズを選んでもらって正しい指導を受けましょう。

しっかりとしたプラークコントロールを

どちらも鏡を見ながら、ゆっくりと行って適切なプラークコントロールをする習慣をつけて行きたいですね。
歯科医院に行って虫歯を治療しても、自宅でのホームケアがしっかりとしていないとまた再発を起こしてしまいます。健康なお口を保つには、ご自身のご家庭でのホームケアと、歯科医の協力の二人三脚で初めて成り立つと言えるでしょう。
今日から、歯ブラシに他にプラスしてみてはいかがでしょうか?

歯間ブラシについてはこちら→

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