有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。
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有賀歯科医院 ニュースレター №13

有賀歯科医院 ニュースレター №13

hamigaki有賀歯科医院に来院されているみなさんに、ニュースレターを通じてより健康への関心が高まり、良い刺激となれば嬉しいかぎりです。今後も頑張って作っていきますので、是非楽しみにしていてください。

お口の中に白い小さなできものができたことはないでしょうか。食べる時に痛んで、何日かすると消えてしまうこのできものは、アフタ性口内炎といって、「口内炎」の中でも最も身近なものです。

いつの間にか消えてしまうので、「口内炎」というと「放っておけば治るから大丈夫」と思いがちです。ところが、口内炎の中には、いろいろな病変が含まれていて、放っておいてはいけない場合もあります。

今回は健康のバロメーターとも言える「口内炎」についてくわしくご紹介します。

口内炎とは

口内炎とは、粘膜にできた炎症症状の総称です。白いものができて痛む「アフタ」の他、カンジダ、ウィルス感染によってできる水疱、誤って噛んでできたキズの炎症、全身疾患の症状がお口のなかに出たもの、がんに変化する前の病変など数多くの粘膜のトラブルが含まれます。

ほとんどが、放っておいても大丈夫なものですが、長く放置しないように注意が必要な場合もあります。

代表的な口内炎

アフタ性口内炎

米粒程度の大きさの白い潰瘍で、その周りを縁取るように赤い炎症があるもの。一度にいくつもできたり、直径1センチを超えることもあります。痛みが強く食事がしづらいこともありますが、少しずつ痛みがやわらぎ、いつの間にか跡形もなく治っていきます。

アフタ性口内炎

アフタが繰り返しできる原因については、実はまだ明らかになっていません。
栄養バランスに気をつけ、疲れをためない生活をこころがけることが大切ですが、決め手になる予防法が確立していないため、対策としては炎症を抑え痛みをやわらげる対症療法あるいはレーザー治療になります。

アフタ性口内炎の対処療法

気をつけていただきたいのは、ただのアフタだと思って放置しないことです。前がん病変や全身疾患の症状だったということもまれにあるので、アフタらしきものが2週間たっても治らない、症状がひどく、しかもしばしばできるという場合は歯科医院で診察を受けましょう。

カンジダ・ヘルペス感染症

口内炎ができる原因として、カビやウィルス、細菌による感染症があります。そのなかでも代表的なのが口腔カンジダ症やヘルペス性口内炎です。

カンジダ菌は真菌とよばれるカビの一種で、健康な人でも検出されるごく一般的な常在菌です。ヘルペスウィルスもごく一般的なウィルスで、口唇ヘルペスなどは多くの方が感染の経験を持っています。

健康な時には免疫によって症状がでないように抑えられていますが、加齢や病気、抗生物質の長期使用などによって免疫が低下すると、お口に症状が出てきます。

カンジダ・ヘルペス感染症

カンジダ症があると、お口の中がヒリヒリし、食べても味が分からないなど食欲がわかず、体力回復の妨げになってしまいます。

お口の中を洗い流したり、抗菌作用や免疫作用のある唾液の分泌が少ないと、カンジダ菌が繁殖しやすくなります。
特に入れ歯の方は舌の動きが少なくなり、唾液の分泌が減りがちです。
唾液腺マッサージをしたり、口腔保湿剤を使ったりして口腔環境を改善させていきましょう。

薬剤

歯ブラシと歯磨き粉ヘルペスなどのウィルスの感染症では、お口の中に水疱ができ、それが破れてひどく痛んで食事もとれないほどつらくなってしまいます。
ウィルスによっては口唇ヘルペスにとどまらず、帯状疱疹など、からだの広範囲に水疱ができるものもあります。帯状疱疹の最初の症状として、歯痛から始まることがあります。

その他、ウィルス感染によるものとしてはヘルパンギーナ、手足口病などがあります。いずれも水疱ができて痛みますが、安静にしていると約1週間ほどで治ります。

口唇ヘルペス

カンジダヘルペスを発症するのは、体力が落ちている証拠。
まずはしっかりと体力低下の原因をつきとめ、休息、栄養をしっかりととり、体力回復につとめましょう。

体調管理と口腔ケアで口内炎の予防を

体力維持とお口の清潔の維持は、アフタだけでなくカンジダなどの感染を防ぐためにも重要です。
ていねいに歯磨きをすること、定期的な歯のクリーリングを受けてしっかりとお口の清潔を保つことは大変重要です。
定期検診の際には、患者さんの粘膜のチェックもしています。「何か変かな?」という時は、念のため早めのチェックを受けることをおすすめします。

次回も口内炎についてお伝えします!

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