有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。
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お口の健康習慣~歯にも記念日がある

カレンダーなどをみると、お正月やクリスマス、海の日や体育の日などさまざまな記念日が書かれていますよね。

ところで、歯にも記念日があるって知っていましたか?

8020運動

歯の記念日はたくさんあります

みなさんがよく耳にしたことがあるのは、11月8日の語呂にあわせた“いい歯の日”や6月4日の“むし歯予防デー”ではないでしょうか。実はそのほかにも歯に関する記念日はたくさんあるんですよ!!

11月8日いい歯の日って?

いい歯の日とは1993年に、日本歯科医師会により制定された記念日です。

お分かりのとおり11(いい)8(は)の語呂に合わせています。

目的としては、お口の中の健康をいつまでも保っていただきたいという願いが込められています。特に積極的に推奨しているのが8020運動です。

8020運動とは80歳になっても20本以上の歯を保とうという運動です。

歯科医師会HPより

6月4日むし歯予防デーって?

こちらも6(む)4(し)の語呂にあわせたものです。虫歯の予防の大切さを訴える日として制定していました。

今では、日本歯科医師会、厚生労働省、文部科学省と共同で6月4日~10日までを“歯と口の健康習慣”として制定されています。

これからはお口の中だけでなく体全体の健康への意識を高めてもらいたいというねらいがあります。

お口の中だけでなく全身の健康

先ほどもお話ししたように、歯の健康はお口の中だけでなく全身の健康に関わってきます。

例えば、歯周病は糖尿病や、脳梗塞、心筋梗塞などの原因となります。また、妊娠中の方は早産や、低体重児になる危険性があります。

その他にも、かみ合わせが悪いと頭痛や肩こりを引き起こしたり、歯が多く喪失すると食べ物をおいしく食べられなかったりと歯と全身の健康状態はとても関係性があります。

その他の記念日

話は戻りますが、そのほかにはどのような記念日があるのでしょうか。

4月4日 歯周病予防デー

こちらは語呂に合わせGoodbye Perio プロジェクトが制定しました。

4月18日 良い歯の日

語呂に合わせ日本歯科医師会が制定しました。

4月29日 歯肉ケアの日

花王株式会社が制定しました。

8月8日 歯並びの日

語呂に合わせ、一般社団法人日本臨床歯科医会が制定しました。

11月8日 いい歯並びの日

こちらは一般社団法人日本矯正歯科学会が制定しました。

この他にもたくさんの記念日があります

気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。また、自分で語呂合わせをしてみて記念日を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

8020運動とは?

8020運動を知っていますか?

日本で行われている歯科に関する運動です。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば食事は満足にできると言われています。生涯にわたって自分の歯で美味しく食事をするためにこの運動は始まりました。

痴呆症の予防

ある研究データでは、70歳代の健康な高齢者の歯の平均本数が9本だったのに対して、認知症の人は平均6本、アルツハイマー型認知症の人では平均3本でした。噛むという行為が脳を活性化させ、痴呆症を防ぐと考えられています。
認知症の症状が進むにつれてお口の中の機能は低下する減少が見られます。

認知症と咀嚼

咀嚼時の脳を見てみると日頃よく噛んで食事をしている人程、大脳の運動部が発達していることが認められます。つまり、認知症と咀嚼が関係していることを表しています。
生涯にわたってしっかりと噛んで食事をできる人の方が元気で健康でいられるということです。

歯の数でかわる?

歯の数で食べられるものはどう変わってくるのでしょうか?

人間には、親知らずを抜かすと28本の歯が生えています。

◎18本~28本

たくあん、固いおせんべい、フランスパン、いか、たこ
噛みごたえのあるものや、固いものを食べることが出来ます。

◎6~17本

れんこん、お肉、かまぼこ、きんぴらごぼう、おせんべい
多少の歯ごたえのあるものでも食べることが出来ます。

◎0~5本

ばなな、うどん、軟ごはん、食パン
軟かく、食べやすいものが中心になり、歯ごたえがあるものは食べにくくなります。

食の楽しみ

歯の本数の違いで食べることができる食材が大きく変化しています。
年を重ねるごとに食の楽しみは大きくなっていくものです。その為にもしっかりとケアをして歯を守ってあげることが大切になります。虫歯や歯周病が歯を失う原因になります。歯周病の原因となるのは歯周病菌です。歯垢が溜まってしまうことにより歯周病菌のすみかを作る原因になります。そのようなことを防ぐためには、まず歯垢を溜めやすい生活習慣を改善していくことが重要になります。

  • ダラダラと間食をしてしまったり、食べ物をよく噛まずに食べていたりしませんか?
  • 日頃、たばこを吸う習慣があったり、ドカ食いをしたり、ストレスをためていませんか?
  • やわらかいものばかり好んで食べていたり、歯を磨かずに寝てしまったりしていませんか?

免疫力が落ちていたりストレスがたまったりと、様々な要因が重なると、歯周病菌が活発に活動してしまいます。これらの生活習慣が当てはまる人は改善するようにしましょう。

セルフケアの重要性

歯を失わない為にはセルフケアが大切になりますが、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアもかかせません。あなたにあった歯磨きの方法やケアを教えてもらいましょう。小さな積み重ねが8020運動を達成することに繋がります。

ToothFairyプロジェクトとは

日本財団が進めているToothFairy

海や船の活動で知られる日本財団が進めているToothFairyプロジェクトをご存知ですか。

このプロジェクトは日本財団と日本歯科医師会が行う社会貢献プロジェクトです。全国の歯科医院で行われている歯科治療により不要となった金属を寄付して、ミャンマーを始めとする海外での学校建設プログラムや小児がん撲滅プログラムなどに活用します。歯科医師だからできる社会貢献プロジェクトとして注目を集めています。

金歯をリサイクル

日本財団と日本歯科医師会の協力により、2009年6月より開始された「トゥースフェアリー(Tooth Fairy)」=歯の妖精=プロジェクトは、全国の歯科医院で治療の際に不要になった金歯などの撤去金属を日本財団に提供し、リサイクルして得た資金を様々な公益活動に充てるものです。

名前の由来

トゥースフェアリーとは歯の妖精という意味で、欧米に伝わる「抜けた乳歯を枕の下に入れて寝ると、歯の妖精がご褒美をくれる」という言い伝えから、この名前が付けられたそうです。

日本財団によると、ヨーロッパなどでは既にこうした活動が実施されているようですが、歯科というひとつの業界をあげて社会貢献活動を行うというのは世界でも初めてとのことだそうです。昨今の「小さな政府」という時代の流れにも沿ったもので、「民」の立場から「公」の仕事を担う仕組みづくりとして注目されています。

リサイクルで公益活動

日本財団は、集まった歯科撤去金属をリサイクルし、ミャンマーの学校建設、小児がん患者支援など公益活動に充て、活動内容、収支報告はすべて公開しています。また、金属のリサイクルについては、業者の信頼性が必要なこと、自社分析工場を持っていることなどを勘案し、以下の4社と基本契約を結んでおります。

相田化学工業株式会社、アサヒプリテック株式会社、松田産業株式会社、横浜金属

寄付の使われ方1:「TOOTH FAIRY 学校建設プログラム」

経済発展が著しいアジアの中でも、ミャンマーを始めとする一部の国・地域では子供たちの“学びたい”という希望に十分応えることができません。「TOOTH FAIRY 学校建設プログラム」は、厳しい環境にあるミャンマーなどで学校建設を進め、学校運営に必要な資金を捻出するための収益事業も組み合わせることが特徴です。

例えば電気のない村では小規模水力発電を行い、村に電気を供給して利用料を徴収し、それを学校の運営資金にあてたり、子ども達への奨学金にも使われたりするそうです。

寄付の使われ方2:「TOOTH FAIRY 小児がんプログラム」

「わずか2坪の空間」。この狭い空間で、小児がんの子供達は半年以上を病と闘いながら成長していかなければなりません。医学の進歩で小児がんの7割は助かるようになりました。しかし、化学療法は子供の口腔内に大きな負担を強い、歯科医療との連携がとても重要です。

「TOOTH FAIRY小児がんプログラム」は、小児がんと闘う子供たちを応援します。

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