有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。
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気付かないうちに歯ぎしり・食いしばり

肩こりの原因?くいしばり!

最近肩こりがひどいなぁ~。朝起きた時なんだか顎が疲れたような感じがして違和感があるな、、、という方はいませんか?

原因は寝ている時や、普段気付かないうちに食いしばりをしているからかもしれません。

歯ぎしり・くいしばり

みなさんの中には、仕事などに集中している時や、テレビを見ているとき、また、小さいお子さんがいる方は授乳している時などに無意識に歯を食いしばっていたり歯ぎしりをしていたりている方がいるのではないでしょうか?

自覚症状はないのに・・・

食いしばりや歯ぎしりがクセ全身に様々な症状がでてくるので注意が必要です。

また、自分では自覚症状はないのに、歯科医院などを受診した際に指摘されたという方も多いと思います。

歯と歯は常時噛んでるわけではない?

口を閉じている時は上下の歯は接触していると思っている方が多いかと思いますが、実は通常私たちの上下の歯は食事などで物を噛んでいるとき以外接触していないものです。

上下の歯は普段は1~2ミリほど離れています。

食事中に歯が接触するといっても瞬間的なことなので、接触している時間を計っても一日5分から10分程度です。

食いしばりや歯ぎしりのクセがある人は長時間無意識に強い力で歯に負担をかけているわけですからいろんなところに症状がでてきます。

食いしばりの原因

・ストレス

ストレスがかかると食いしばってしまう方がいます。

・力仕事

重いものを持ち上げたりする時、食いしばる事で最大限の力をだすことができます。

・スポーツ

重いものを投げたり、持つスポーツはもちろんですが、ラグビーやサッカーなど強くぶつかるスポーツや、陸上など早く走るスポーツなどでも食いしばりをしてしまいます。

・寝ている時

寝ている時無意識に食いしばりをしてしまう方がいます。

・集中している時

集中したり緊張をしている時に食いしばりをしてしまうことがあります。

・口臭

口臭を気にしている方の中には口臭がしないように、口を閉じようとします。そのため食いしばってしまうというケースです。

歯ぎしりの原因

・ストレス

食いしばりどうようストレスによって歯ぎしりをしてしまう方がいます。

・かみ合わせが悪い

かみ合わせが悪いと寝ているときなどにその部分をかみ合わせてしまうことで無意識に歯ぎしりをしてしまうということがあります。

その他にも睡眠障害など様々な原因があります。

【食いしばりや歯ぎしりででてくる症状】 

・頭痛・肩こり

ずっと歯に負担をかけることで、筋肉が緊張し頭痛や肩こりを引き起こします。

・歯をすり減らす

歯ぎしりをすることで歯がだんだん削れていきます。酷い状態になると歯の表面が削れ、歯の根が露出することで外からの刺激が伝わり痛みがでたり、しみたりします。

・歯周病の進行

歯に負担がかかるため、歯の根元が炎症を起こしたり、歯を支える骨も悪くしてしまいます。

マウスピースなどで治療を

治療法としては、噛み合わせを正しくすることや、マウスピースなどを使って歯の負担を減らす事などで治療していきます。

気になる方は一度歯科医院で診察してもらってはいかがでしょうか?

「噛みしめ」って?

噛みしめにも種類がある

噛みしめといっても、食いしばりのように一箇所で噛みしめてしまうことや、歯ぎしりのように上下の歯を左右にこすり合わせるようなことなどいろいろな種類があります。

その他にも、強い力で行うもの、弱い力で行うもの、就寝時に行うものまたは起きている時に行うもの、一時的に行う場合、長時間行う場合などがあります。

◎噛みしめを調べる方法

普段自分が噛みしめをしていると自覚している人はあまりいないと思います。
噛みしめを調べるにはどうしたらよいのでしょうか。

人間は何もしていないとき、唇は閉じていますが、上下の歯が接触しているわけではありません。(2~3mm程度の隙間があいています。)
そのため今、あなたの上下の歯が接触した状態にあれば、強弱の差はありますが、噛みしめを行っているということです。

他人の場合は観察することで判断することが出来ます。
観察するのは、咬筋という噛むときに働く筋肉です。
この筋肉は噛みしめを行うと膨れるので、その部分を観察すると分かります。
場所は顎のえらの部分です。しかし、女性の場合、ふくよかで分かりにくい方が多いです。

専門的に調べる場合は「筋電図」という機器を使って正確に調べます。

◎良い噛みしめ、悪い噛みしめ

強い噛みしめを続けていると、歯に亀裂が生じたり、歯が欠けたりします。
また、生じた亀裂から細菌が入り込み、虫歯の原因にもなります。
それ以外にも、顎の関節にダメージを与えることもあります。

弱い力で噛みしめをしていたとしても、筋肉が疲労し顎付近の疼痛や疲労感、さらに頭痛の7~8割を占めると言われる緊張型頭痛も起こります。

しかし、噛みしめは、強い力で頻繁に行わなければ、リラックス効果があると言われています。また、噛みしめることで、全身の筋肉を瞬間的に増強する効果もあるそうです。

噛みしめとは違いますが、食物を噛む→咀嚼運動もリラックス効果があると言われています。食事の際は口に入れたら30回は噛めると良いですね!

◎就寝時の噛みしめを防ぐには?

就寝時に知らないうちにやってしまう噛みしめは自分では止めることができません。
そのため、ナイトガードやスプリントという装置を装着します。
気になる方は歯医者さんへ相談してみましょう。

あなたも知らないうちに噛みしめをしているかもしれません。
一度調べてみるのもいいですね!

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