最近、奥歯がすり減っていてしみてきた、夜中歯ぎしりしていると指摘される。という悩みを持った方が多くいます。では、歯ぎしりの原因はなんでしょうか。
今回は歯ぎしりについて詳しくお話ししましょう。
歯ぎしりに気づかない人もいる
夜中など寝ている時に歯をギリギリすり合わせていて、注意される。というのをよく聞きます。
しかし、歯ぎしりには音が鳴らないものもあります。
知らないうちに歯をギューっとくいしばってはいませんか?これも歯ぎしりの一種です。
歯ぎしりにはいろいろな種類がある
まず、先ほどお話しした歯をギリギリとこすり合わせて音が鳴るタイプをグラインディングといいます。
また、歯をカチカチカチとならすタッピング、無意識に歯を食いしばってしまうクレンチング、一定の場所だけをすり合わせるナッシングなどがあります。
歯ぎしりをしていると歯がすり減ってくる
お子さんでも歯ぎしりがすごいお子さんの歯は、まったいらにすり減っています。
大人も同じで、永久歯だから大丈夫というわけではありません。
歯がだんだんすり減ることでしみる症状が出てきてしまうこともあります。
歯が欠けてしまったり割れたりする
強く歯ぎしりや食いしばりを行うことで、歯がその力に負けてしまい欠けてしまったり、ひびが入ったり、割れたりすることがあります。
また、知らないうちに神経にダメージが起きて、神経が死んでしまうこともあります。
過剰な力で歯周病の悪化も
歯周病が進行する原因の一つに、過剰な力があります。
歯ぎしりや食いしばりを行うことで歯周病が一気に進行することもあります。
歯周病が悪化すると、歯茎からの出血や排膿、腫れたりなど様々な症状がでてきます。
歯だけではなく顎にも影響がある
歯ぎしりや食いしばりを行うことで、顎にも多くの負担がかかっています。
そのため、顎が疲れやすかったり、大きな口を開けられなかったり、口を開けるときに痛みを生じたりすることもあります。
周りの人の迷惑になることも
歯ぎしりの音がうるさいと、周りの人の睡眠も妨害することがあります。
自分では気づかないことも多いので、周りの人に歯ぎしりすごかったよ!などと言われたら一度歯科医院に相談してみましょう。
歯科医院ではマウスピースなどを使用して治療することもできますので、あなたに合った治療法を見つけていきましょう。