歯磨きの時に、歯ではなく舌を注目してみる人は少ないのではないでしょうか。
実は、舌を観察するとご自身の健康状態を知ることができるって知っていまいたか?
今回は舌の状態について詳しくお話しします。
どのようなところを観察したらよいの?
舌を観察する場合は、舌の色や形、舌苔のつき方などに注目してみてください。
舌の裏側を見てみると血管が多く集まっていることに気づくと思います。
そのため舌は、血液や体液の状態が反映されやすい部位となります。
健康な舌ってどんな状態?
健康な舌の色はピンク色で、うっすら舌苔が付着しています。形も大きすぎず小さすぎず、舌のふちはぼこぼこしたりしていません。
みなさんの舌もぜひ鏡で見てください。
水分不足の舌は亀裂が入っている
水分不足の人の舌は、舌に亀裂が入っていたり、舌苔が黄色く付着している、または舌苔が少ない傾向があります。
砂漠の地面が割れているのと一緒で、水分不足だと舌に亀裂が入ります。
不眠や便秘にもつながりますので、水分をこまめにとるように心がけましょう。
舌の表面が白くなっている
舌が白くなっている状態は血流不足のサインです。
血流不足のため、栄養価が肌まで届かずに、顎などにニキビができる原因にもなります。
また、黄色っぽい色になっている場合は、胃や肝臓にトラブルを抱えている場合もあります。
舌が赤くなっている
舌が赤い場合は、血流が悪く血管に炎症がある場合があります。
また、舌が赤いと高血圧になっている場合もありますので、血圧も含め体調管理に努めましょう。
舌のふちがぼこぼこしている
舌のふちがぼこぼこしている場合は、水分の代謝が悪く、舌がむくんで肥大している可能性があります。
慢性的な疲労や下痢などを起こしやすい状態です。
舌をまっすぐ出せないのも危険
舌を出した時にまっすぐ出せない場合、血管がつまりかけていて血流が悪くなっていたり、筋肉を正常に動かす神経に障害がある場合があります。
また、舌の裏の血管がぼこぼこしている場合は、血管が詰まりやすい状態にあります。
血管の色が紫や黒に見える場合も注意が必要です。
歯磨きをする時に確認しましょう
歯磨きをすることは習慣になっている方がほとんどかと思いますので、歯磨きをするときに舌も確認して体の健康状態を知ることも大切です。
気になることがあれば歯科医院へ相談しましょう。