有賀歯科医院は「歯の健康は全身の健康のもと」と考え、患者さんと長くお付き合いができる、親切で安心な歯科医療を目指しています。
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タグ : 口内炎

有賀歯科医院 ニュースレター No.15

有賀歯科医院 ニュースレター No.14

日中は汗ばむほどの陽気となりました。
有賀歯科医院に来院されているみなさんに、ニュースレターを通じてより健康への関心が高まり、良い刺激となれば嬉しいかぎりです。
今後も頑張って作っていきますので、是非楽しみにしていてください。

ニュースレターNo13・No14では、「口内炎」と総称される様々なお口の中の炎症症状についてご紹介しました。
口内炎はストレスなどの体力低下や栄養の不足が原因のひとつになることがあります。
このような症状は口内炎の他にも様々なものがあり、つらい症状の改善に栄養バランスのとれた食事が重要になる場合があります。

口腔に現れる様々な症状

口角炎

お口の端が横にさけるように切れ、痛みが生じる口角炎
お口をあけるときに痛み、つらい思いをされる方もいます。

口角炎

口角炎の原因菌は常在菌のカンジダ菌で、免疫作用の低下などにより増殖して症状を起こします。また、シェーグレン症候群ドライマウスの症状のひとつとしてみられることもあります。

治療としては抗真菌薬やビタミン剤、軟膏が処方されて、3日くらいで改善することが多いですが、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。

治療

ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン

舌炎

舌が赤くなっている場合、血液濃縮や循環不良が起きていると考えられます。
また、発熱や炎症などで血液の増加がある場合も舌の赤みが増します。

・脱水傾向・高熱・重度の肺炎・化膿性感染・慢性消耗性疾患・喫煙・水分の欠乏

などの全身状態が影響していることがあるとされますが、栄養素としてビタミンB群の欠乏も疑われます。

舌炎

院長の『健康長寿アドバイス』

水のイメージ

このコーナーでは、私、院長がお口の健康だけでなく、全身の健康の維持・増進のために役立つ情報を当院にいらっしゃる患者さんに伝えていきたいと思います。

もちろんすでにご存じのこともあるかもしれませんが、その場合は自分が正しく実行できているかどうか、確認の意味で読んでいただけたらと思います。

さて、第一回は「命の根源ー水」についてです。

新生児は、体重の80%が水分ですし、成人でも65~70%、高齢者でも60%弱とカラダの半分以上は水でできています。
水分が不足すると、脱水症状や熱中症になりますし、逆に過剰に摂取すると内臓に負担がかかり体がだるくなったり、むくみや消化不良を起こすこともあります。

では人間は毎日どれくらいの水を摂取すればよいのでしょうか?
毎日尿や便で約1ℓ、皮膚や呼気から約1ℓ排出されますから、私たちが生きていくのに必要な最低限の水分量は約2ℓということになります。

一日2リットルを目安に

もちろん必要な水分摂取量は年齢、体調、気温、飲食物、唾液の量、汗をかきやすいかどうかなどによって個人差は出てきますから、一概に約2リットルと決めつけることはできません。
でも一応は、一日2リットルを目安に考えてください。

現代は地球の温暖化、エアコンの普及、食生活の変化によって「からだ自体が乾ききっている」ので、昔よりもますます水分補給が重要になってくるでしょう。
ですから、私たちは本当に意識して水を摂取しなければなりません。

また、年齢とともに血管や血液の状態も変わってきます。
特に夜中寝ているときは、水分補給ができませんので、血液がドロドロになってきます。
そうすると血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞が睡眠時や午前中にかけて起こりやすくなります。
寝るときは枕元にペットボトルを置いて、もし夜中に目が覚めたら、一口でもいいので水を飲むようにしましょう。

コップ1杯の水

私自身も夜中トイレに行ったついでに水を一口飲みますし、朝起きたらまずコップ1杯の水(からだが冷えない水温)を飲むことを習慣にしています。

先程、一日に必要な水摂取量は約2リットルと書きましたが、これは個人差もありますし、毎日欠かさず水を2ℓ飲むということはなかなか大変で現実的ではありません。

確かに純水を飲むのが一番良いのですが、水分はご飯、野菜、果物、おみそ汁などからも摂れます。
ただし、ここで気をつけていただきたいのは、利尿作用のある飲み物、たとえばカフェインを多く含む緑茶、コーヒー、アルコール飲料などの飲みすぎです。特にビールは、飲んだ量以上に尿として水分が排出される場合もあります。
(緑茶やコーヒー、ビールを飲んではいけないのではなく、飲みすぎないようにということです)

理想は純水1.5リットルその他で0.5リットル

果物

理想を言えば、純水を1.5リットル、その他の飲食物で0.5リットルということになりますが、一番大事なのは、量よりもむしろ「喉が乾いた」「口が乾く」という状態をなるべく作らないことです。

唾液がもともと多いか少ないかで感じ方も変わると思いますが、この「口が乾く」という時点でからだ全体の水分がかなり不足している状態になっています。
また、便秘がちの人も水分不足の場合がほとんどです。

次にどんな水を飲んだらいいかということですが、私が子供の頃は水道水を直接飲んだり、井戸水も使ったりしていました。
でも、時代とともに、水源や水道管の汚染、老朽化などにより、今の水道水には殺菌上の理由で、塩素が家庭の水道水に残留していることが義務づけられていますから、人体にとっても好ましいとは言えません。
水道水を沸騰させることでも、ある程度の効果があるかもしれませんが、それでも一抹の不安が残ります。

水は確かにミネラルウォーターなどを飲むのがいいでしょうが、浄水器を通した水であれば問題はないでしょう。でも浄水器のフィルターは定期的に交換してください。
「どうしても水は飲みにくい」という方はカフェインが入っていない麦茶はいかがでしょうか?(当院の待合室にも置いてあります)

水の大切さは重々ご承知でしょうが、ご自身のからだの健康に結びつけて再考していただければ幸いです。

金魚

有賀歯科医院 ニュースレター No.14

有賀歯科医院 ニュースレター No.14

過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
有賀歯科医院に来院されているみなさんに、ニュースレターを通じてより健康への関心が高まり、良い刺激となれば嬉しいかぎりです。
今後も頑張って作っていきますので、是非楽しみにしていてください。

前回のニュースレターはこちらです⇒ニュースレター№13

花

「口内炎」について

ニュースレターNo13に引き続き、「口内炎」についてお伝えします。

「口内炎」と呼ばれる炎症症状には、「アフタ性口内炎」「カンジダ・ヘルペス感染症」の他にも全身疾患の症状が現れるものや、かみ傷、前がん病変なども含まれます。

全身症状がお口に出る場合

まれにこんな病気が原因で口内炎ができることがあります。

自己免疫疾患

唾液の分泌が減って口腔内の粘膜が乾いてしまうシェーグレン症候群は、本来は体外から侵入してきた異物を攻撃して体を守る役割を持つ免疫が、間違って唾液を分泌する唾液腺や涙腺を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつです。

シェーグレン症候群はドライマウスの原因の1つとしてあげられますが、お口の粘膜や舌などが乾燥することにより赤くなってヒリヒリと痛むこともあります。

三大唾液腺

シェーグレン症候群の症状の強い方の舌

その他、貧血鉄分ビタミン欠乏が原因で口内炎が起こる場合もあります。

かみ傷から前がん病変まで

かみ傷・すり傷

咬み合わせが安定しなかったり、歯の被せものが合わない、入れ歯が動く、歯が欠けて鋭くなったなどの原因でお口の粘膜にかみ傷、すり傷を作ってしまうことがあります。

舌の先や縁、頬の粘膜に繰り返し作ることが多く、そのたびにバイ菌に感染してアフタに似た痛みが出ます。

お口の粘膜は修復が早いので、数日安静にしていれば治ってきます。
しかし慢性的に傷を作っていると、がんができやすくなるなどのリスクが生じますので、必要な治療を受けて傷ができないようにしましょう。

藤

かみ傷・すり傷

ニコチン性口内炎

喫煙者、特に喫煙歴の長いヘビースモーカーの患者さんによく見られるのが、ニコチン性口内炎です。
上あごの粘膜が硬く厚くなってしまいます。タバコの煙に含まれるニコチンなどの化学物質や、熱の刺激によるものと考えられています。

上あごの粘膜が厚くなってシワがより、唾液腺が腫れてポツポツと赤くなりますが、通常痛みはなく時々しみる程度です。タバコやパイプをくわえる側の上あごに症状が強くでます。

禁煙して数ヶ月で改善してきますが、すでにタバコの害が粘膜組織に重大な影響を与えていますので、その後も粘膜の変化に気をつけて、前がん病変ができていないかなど経過を見ていく必要があります。

たんぽぽ

長年パイプを吸っていた方の上あご

前がん病変

将来、がん化する可能性があるのが前がん病変です。通常は痛みがなく、そのため放置しがちです。
少し盛り上がったり、しこりやただれがあり、一見アフタに似ていることもあります。

しかし2週間くらい様子を見ても治らなかったり、薬を塗っても良くならない場合には、組織検査をして判明することもあります。

正確な診断は組織検査をしないとできません。また治療の必要がなくても、必ず経過観察を受けることが大切です。

前がん病変

定期的なメインテナンスと粘膜チェックを受けましょう

お口の中は過酷な刺激にさらされている場所です。様々な原因でできた傷や水疱などの周りに感染が起きて赤く腫れ、もともとの姿が分からなくなってしまうことがしばしばあります。

お口の粘膜は消化管とつながっているため、胃や腸の病気の症状が現れることもあれば、からだの皮膚ともつながっていて、その影響も現れてくることがあります。

クローン病(腸の慢性疾患)や潰瘍性大腸炎では、消化管全体に炎症が起きるため、お口の中にも口内炎ができることがあります。
また、自己免疫疾患のうち皮膚や粘膜の成分を攻撃する抗体ができてしまう病気では、お口の中だけでなく全身の粘膜や皮膚に水泡ができて痛むものもあります。

全身疾患の症状がお口の粘膜には現れやすく、見分けがつきにくい口内炎ですが、何か変だなと思う時は念のため、私たちにご相談ください。

flower

有賀歯科医院 ニュースレター №13

有賀歯科医院 ニュースレター №13

hamigaki有賀歯科医院に来院されているみなさんに、ニュースレターを通じてより健康への関心が高まり、良い刺激となれば嬉しいかぎりです。今後も頑張って作っていきますので、是非楽しみにしていてください。

お口の中に白い小さなできものができたことはないでしょうか。食べる時に痛んで、何日かすると消えてしまうこのできものは、アフタ性口内炎といって、「口内炎」の中でも最も身近なものです。

いつの間にか消えてしまうので、「口内炎」というと「放っておけば治るから大丈夫」と思いがちです。ところが、口内炎の中には、いろいろな病変が含まれていて、放っておいてはいけない場合もあります。

今回は健康のバロメーターとも言える「口内炎」についてくわしくご紹介します。

口内炎とは

口内炎とは、粘膜にできた炎症症状の総称です。白いものができて痛む「アフタ」の他、カンジダ、ウィルス感染によってできる水疱、誤って噛んでできたキズの炎症、全身疾患の症状がお口のなかに出たもの、がんに変化する前の病変など数多くの粘膜のトラブルが含まれます。

ほとんどが、放っておいても大丈夫なものですが、長く放置しないように注意が必要な場合もあります。

代表的な口内炎

アフタ性口内炎

米粒程度の大きさの白い潰瘍で、その周りを縁取るように赤い炎症があるもの。一度にいくつもできたり、直径1センチを超えることもあります。痛みが強く食事がしづらいこともありますが、少しずつ痛みがやわらぎ、いつの間にか跡形もなく治っていきます。

アフタ性口内炎

アフタが繰り返しできる原因については、実はまだ明らかになっていません。
栄養バランスに気をつけ、疲れをためない生活をこころがけることが大切ですが、決め手になる予防法が確立していないため、対策としては炎症を抑え痛みをやわらげる対症療法あるいはレーザー治療になります。

アフタ性口内炎の対処療法

気をつけていただきたいのは、ただのアフタだと思って放置しないことです。前がん病変や全身疾患の症状だったということもまれにあるので、アフタらしきものが2週間たっても治らない、症状がひどく、しかもしばしばできるという場合は歯科医院で診察を受けましょう。

カンジダ・ヘルペス感染症

口内炎ができる原因として、カビやウィルス、細菌による感染症があります。そのなかでも代表的なのが口腔カンジダ症やヘルペス性口内炎です。

カンジダ菌は真菌とよばれるカビの一種で、健康な人でも検出されるごく一般的な常在菌です。ヘルペスウィルスもごく一般的なウィルスで、口唇ヘルペスなどは多くの方が感染の経験を持っています。

健康な時には免疫によって症状がでないように抑えられていますが、加齢や病気、抗生物質の長期使用などによって免疫が低下すると、お口に症状が出てきます。

カンジダ・ヘルペス感染症

カンジダ症があると、お口の中がヒリヒリし、食べても味が分からないなど食欲がわかず、体力回復の妨げになってしまいます。

お口の中を洗い流したり、抗菌作用や免疫作用のある唾液の分泌が少ないと、カンジダ菌が繁殖しやすくなります。
特に入れ歯の方は舌の動きが少なくなり、唾液の分泌が減りがちです。
唾液腺マッサージをしたり、口腔保湿剤を使ったりして口腔環境を改善させていきましょう。

薬剤

歯ブラシと歯磨き粉ヘルペスなどのウィルスの感染症では、お口の中に水疱ができ、それが破れてひどく痛んで食事もとれないほどつらくなってしまいます。
ウィルスによっては口唇ヘルペスにとどまらず、帯状疱疹など、からだの広範囲に水疱ができるものもあります。帯状疱疹の最初の症状として、歯痛から始まることがあります。

その他、ウィルス感染によるものとしてはヘルパンギーナ、手足口病などがあります。いずれも水疱ができて痛みますが、安静にしていると約1週間ほどで治ります。

口唇ヘルペス

カンジダヘルペスを発症するのは、体力が落ちている証拠。
まずはしっかりと体力低下の原因をつきとめ、休息、栄養をしっかりととり、体力回復につとめましょう。

体調管理と口腔ケアで口内炎の予防を

体力維持とお口の清潔の維持は、アフタだけでなくカンジダなどの感染を防ぐためにも重要です。
ていねいに歯磨きをすること、定期的な歯のクリーリングを受けてしっかりとお口の清潔を保つことは大変重要です。
定期検診の際には、患者さんの粘膜のチェックもしています。「何か変かな?」という時は、念のため早めのチェックを受けることをおすすめします。

次回も口内炎についてお伝えします!

レーザー治療で虫歯が治る?

虫歯を退治するレーザー

みなさんレーザーと聞くと、アニメなどで敵と戦うシーンのレーザービームなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

歯科医院で行われるレーザー治療は敵といっても虫歯を退治します。

エルビウムヤグレーザーとは

虫歯治療に用いられるレーザーはエルビウムヤグレーザー(Er:YAG)といいます。レーザー治療では、単一の波長からなる光線(レーザー光線)を歯に照射することで治療の効果がでます。

では、レーザー治療のメリット・デメリットを紹介します。

<メリット>

・タービンのようなキーンという不快な音がしない

歯医者さん独特のこの音が嫌いという方多いのではないでしょうか?

・ほとんど無痛治療で出来る

ほとんどの治療が麻酔をしないで行えます。少量の麻酔を使用して治療する場合もあります。

・健康な歯の部分を多く残す事ができる

普通の虫歯治療の場合虫歯の周りの健康な歯の部分を一緒に削ってしまうことがありますが、レーザー治療はピンポイントで虫歯を削る事ができるので、健康な部分の歯を多く残す事ができます。

・出血を抑えることができる

出血を抑える事で、治療する部位がしっかり確認でき、よりよい治療を行う事ができます。レーザー照射することで、治療後の出血のリスクを低くする事ができます。

<デメリット>

・保険が適用外の場合がある

レーザーの治療費は各医院で異なります。レーザーの治療費は高額になることはありませんが、一般的には自費の治療となります。

・治療に時間がかかる

普通にタービンなどを使って虫歯を削る治療と比べると多少治療時間がかかります。

<レーザーの種類>

レーザーにはエルビウムヤグレーザー(Er:YAG)の他にも、止血効果・麻酔効果に優れているネオジムヤグレーザー(Nd:YAG)、日本での普及率が最も高く主にレーザーメスとして使用されるCO2レーザー、歯肉の炎症や腫れ、痛みの緩和を目的とした治療で使用されるヘリウムネオン(HeNe)レーザーなどがあります。

気になる方は歯科医院へ

このように虫歯治療以外にも口内炎の治療などにもレーザーが使用されます。

痛い治療が苦手な方や、興味のある方は一度歯科医院に聞いてみるのもいいかもしれません。

口内炎について。

痛くてつらい口内炎

口内炎になったことがある人はいませんか?

痛くて不自由に感じてしまいますね。口内炎とは何なのでしょうか?症状や、原因について考えてみましょう。

口内炎とは

「口内炎」とはお口の中に起こる炎症のことを言います。お口の中の粘膜の様々な場所に出来るので、日常生活に支障をきたす場合もあります。小さな子供からお年よりまで、幅広く発症します。

口内炎には様々な種類があります。

アフタ性口内炎

原因は様々である。表面は白く周りが赤い潰瘍のものが一から数個できる。

カタル性口内炎

入れ歯や矯正器具が粘膜に当たったり、自分の歯が当たったりして、傷がつくことにより赤く腫れる。

口腔カンジタ症

口の中でカビの一種であるカンジタが多量に発生すると起こる。白い膜が口の中全体に広がる。痛みは無い。

今上げた口内炎の他にも様々な種類の口内炎があります。

口内炎についてくわしくはこちらから

一般的によく発生するアフタ性口内炎は、辛いものや、すっぱいものなど刺激物を食べるとしみたり、痛みがでたりします。しゃべることが困難になったり、食事がしにくい、飲み込みにくいなどの症状もみられます。

原因はストレスや、疲れていたり、不規則な生活が原因であったりと体調を崩してしまった時などに出来ることが多いそうです。

さらにお口の中には、たくさんの細菌がいます。体調を崩してしまったり、歯磨きがきちんと行なえない、唾液の分泌が減ってお口の中の環境が悪化することで、口内炎の症状を長引かせる要因にもなります。

口内炎はだいたい一週間から二週間くらいで治ります。

口内炎を治すポイント

お口の中を清潔に保つ。

規則正しい生活を心がける。

刺激のあるものや、冷たすぎるもの、熱すぎるものは避けましょう。

偏った物ではなく、しっかりと栄養のある食事を心がけましょう。

食事ではビタミンが多いものを摂取するようにします。特にビタミンB2の不足は口内炎の直接の原因になります。ですから、ビタミンB2を多く含む、たまごや豚肉、レバーを意識的に食事に取り入れましょう。

ビタミンB2には、肌荒れや疲れやすさを和らげる効能もありますので普段の食事にも積極的に取り入れるようにしたいですね。

しかし、症状が長引いたり、繰り返し口内炎が発症する場合は、他の原因の可能性もありますので、病院でみてもらうと良いでしょう。

口内炎とレーザー治療について考える

口内炎とレーザー治療

口内炎のやっかいな痛みを早期に解消する特効薬、歯科用レーザー治療を知りたい方へ

ボールペンのような形をした器具の先端から緑色の「炭酸ガスレーザー」と呼ばれるレーザー光線と冷却用のエアースプレーを出しながら、歯肉炎やむし歯の治療を行う歯科用レーザー照射器をご存知ですか。実際に治療を受けたことのある方は、恐らく防護用の黄色やオレンジ色のサングラスをつけて治療を受けたのではないでしょうか。

歯科用レーザー治療とは

歯科用レーザー治療は、あのイヤなキーンという歯を削るときの不快な音や痛みがほとんどないことや、ある種のレーザーでは虫歯の予防効果があることなどから、大学や総合病院の口腔外科だけでなく、近年では一般歯科治療でも急速に導入が進んでいます。

歯科用レーザーの作用には、消炎、鎮痛、殺菌、消毒、止血などの作用があり、レーザーの種類によっては麻酔効果もあると言われています。

種類も豊富

レーザーの種類はかなり多いのですが、その中でも「Nd・YAGレーザー」(ネオジウムヤグレーザー)や「Er・YAGレーザー」(エルビウムヤグレーザー)という歯の硬い部分に対しても効果のあるものと、歯肉などの軟組織に有効な「炭酸ガスレーザー」の3種類が代表的です。

それぞれ一長一短がありますが、これほど急速に歯科の分野に普及してきた理由は、レーザー光を患部に的確に照射することが可能となる光ファイバーの加工技術によるところが大きいと言われています。

昔は高価な装置

どういうことかと言いますと、総合病院や一般医科の臨床現場(治療をおこなう場所や設備)は、比較的小規模であると同時に、口腔内という狭くて暗いエリアのかなり細かな患部に光線を照射しなくてはならないという特殊性があり、レーザー装置本体の可搬性、照射器具の先端部分のフレキシビリティなど、歯科用レーザーとしての要件はかなり厳しく、10年ほど前であれば1装置1000万円もするような高価な装置でした。

今ではあたりまえ

それが今では、生産技術の進歩と量産効果により、「夢の歯科治療機械」から「歯科治療になくてはならない装置」、そして「あたりまえの道具」へと普及が進み、先進的にレーザー治療に取り組んでいる歯科医院では、ユニット(治療台)1台ずつレーザー照射器が配置してあるケースも珍しくないようになりました。また最近ではキーンという音のする「タービン」を使わない、あるいは「装備していない」医院も現れてきました。

口内炎治療にも有効

そして口内炎治療の場合、レーザー照射の鎮痛効果で、麻酔を使わずに歯肉や粘膜の細胞組織を活性化するため治りが早く、従来の口内炎治療のようにステロイド系の軟膏を塗る必要はほとんどなくなりました。

なにより安全性が高い

安全性が高く、歯科医師の技術差もあまりないとされる炭酸ガスレーザーの普及が最も期待されるところですが、残念ながらレーザー治療は健康保険が適用されません。炭酸ガスレーザー装置は1台300~400万円と高価なため、健康保険が摘要されない自費診療では医院によって料金が異なりますので、口内炎などのレーザー治療を希望する場合は事前によく治療費を確認してくださいね。

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