みなさんは食事などをしているときに、しっかりと左右対称に噛んでいますか?
無意識のうちに片方の歯でしか噛んでいない・・・という人もいるのではないでしょうか。
それが癖になっていると体にも影響があります。

食事をするときに左右均等に噛めていれば良いのですが、どちらか一方の歯でしか咀嚼していないという人も多いのではないでしょうか。
このように片方の歯でだけ咀嚼することを偏咀嚼(へんそしゃく)といいます。

左右対称に噛めていますか?

偏咀嚼が及ぼす悪影響は?

偏咀嚼をすることで、だんだん顎が歪んできます。顎が歪むことで、歯並びに影響がでたり、顎だけでなく全身の歪みの原因となったりもします。
また、頭痛や肩こりにも影響がでる人もいます。

自分の顎が歪んでいるかチェックしよう

自分に歪みがあるのかどうかセルフチェックしてみましょう。

・眉の高さが左右対称ではない
・笑った時の口角が左右対称ではない
・顎が中心からずれている
・首が左右どちらかに傾いている
・片方の歯だけすり減っている
・しわの深さが左右で違っている

などの症状がある場合は顎が歪んでいるかもしれません。

歯にも大きな影響があります

偏咀嚼で片方の歯で食事をすることが多くなると、当然よく噛むほうの歯がすり減ってきます。また、片方の歯に負担がかかるので、歯根膜という歯と歯茎の間にあるクッションのような組織にもダメージを受けてしまうことがあります。
歯根膜にダメージを受けることで歯が浮いた感じがする、噛むと痛いなどの症状がでることがあります。
また、使っていないほうの歯は自浄作用がうまくいかず、プラークなどが残りやすくなります。

虫歯などがある場合はまず治療しましょう

虫歯などがあり、噛むと痛いから反対の歯で噛むという方も多いと思います。偏咀嚼にならないためにも、虫歯などがあれば痛みが出る前に早めに治療しましょう。

左右対称に噛むように意識しましょう

一番の解決策は食事のときに意識して左右対称に噛むようにすることです。
意識しないと無意識に偏咀嚼になってしまいがちです。大きな症状がでる前に意識して食事するようにするといいでしょう。
歯の痛みなどの症状がでた場合は、我慢せずに歯科医院へ相談しましょう。