虫歯の予防には、プラークコントロール(プラークをブラッシングなどで取り除くこと)・歯質の強化(フッ素などを利用して強化する)・シュガーコントロール(糖分をとりすぎないようにすること)があります。

今回はシュガーコントロールについて詳しくお話しします。

チョコレート

シュガーコントロールってなに?

シュガーコントロールと聞くと、”シュガー=砂糖を摂取しないようにすること”と勘違いする人もいるかもしれませんが、そうではありません。

規則正しく朝・昼・晩の食事をしっかり食べたり、おやつの回数など糖分を摂取する回数が多い人は回数を減らしたりすることです。簡単に言うと糖分をとりすぎないようにすることです。

甘い糖分は虫歯菌の大好物

知っている方も多くいるかと思いますが、虫歯菌の大好物は甘いもの=糖分です。

虫歯菌が糖分を食べることで酸を出します。酸を出すことで歯を溶かし虫歯にしてしまいます。では、虫歯予防のためにはどのようなシュガーコントロールを行えばよいのでしょうか。

摂取する砂糖(糖分)の量に注意する

例えばコーラやスポーツドリンクには多くの砂糖が入っています。このように、知らず知らずに多くの砂糖を摂取してしまっている可能性があるので注意が必要です。

調べてみると多くの砂糖が入っていたんだと驚くものもあるかと思います。

寝る前の砂糖の摂取はおススメしません

寝る前や、睡眠中は唾液の分泌が減少します。そのため、細菌が繁殖しやすくなり虫歯ができやすい環境となります。

例えばその環境の中、寝る前にアイスなどを食べる、飴を舐めながら寝たりすることは虫歯になるリスクが非常に高まります。どうしても食べてしまった場合は、しっかり歯磨きをしてから寝るようにしましょう。

長い時間お口の中に砂糖が残っているのはNG

食べ方にも注意が必要です。

甘いものをだらだらと食べているとお口の中が酸性に傾いた状態のままとなってしまい、これもまた虫歯になるリスクを高めます。そのため、ガムなどはキシリトールのものを選ぶなどすると良いと思います。

また、おやつなどの回数が多い人も同様にお口の中が酸性に傾いている時間が長くなり虫歯になりやすくなります。

このようにシュガーコントロールを意識して毎日の食事・間食を行うようにしましょう。

甘いものを食べた場合はしっかりとブラッシングを行い、虫歯にならない口腔内の環境を作っていきましょう。