有賀歯科医院 ニュースレター №6

春到来今年の冬は記録的な大雪が降ったりと寒い日が多かったですがいよいよ春到来ですね!

まだ寒い日もあるので健康に気をつけながら、少しずつウォーキングや体操などをして体を動かしてみるといいかもしれませんね。

歯を守る歯磨きと全身の健康につながるお口磨き-その2-

前回は歯を磨く大切なタイミングと舌の磨き方をお話ししました。

今回は歯磨きのポイントとブラシの選び方についてお話します。

みなさんは歯を磨くとき、どういう所に気をつけて磨きますか?
歯と歯の間や歯と歯茎の境目、噛み合わせは特に磨き残しやすく、虫歯や歯周病になりやすいところです。

このような場所を上手に磨くためには、ちょっとした工夫と意識が必要となります。

歯と歯の間は、くぼんでいるため、ブラシを大きく動かしては毛が当たりません。小刻みに動かしたり、ブラシの先端を歯の間につっこむようにして磨きましょう。歯と歯茎の境目にきちんとブラシを当てるためには、歯茎を磨くくらいのつもりで磨くと良いでしょう。

力を入れすぎると歯茎を傷つけたり歯茎が減ってしまうので、軽い力で磨きましょう。噛みあわせにある溝は目に見えるよりも深いので、ブラシの毛先でしっかりと汚れをかき出します。

この部分は多少力が入っても削れることはないのでよく磨いてください。このように細かい部分は、自分で意識しないとなかなか毛が当たらず、汚れは落ちません。ましてやヘッドの大きな歯ブラシだと細かい動きが難しくなります。

ブラシの選び方は各々の口の大きさや歯並び、歯茎の状態などにより判断しますが、一般的には”ふつう”のかたさのヘッドが1~2cm程度のものを用いることが多いと思います。

口が小さい方は奥歯まで十分に届くような”コンパクト”サイズのブラシを用いる、歯茎が薄い、力が強い方は歯茎に傷をつけないような”やわらかめ”のブラシを用いる等、自分に適したブラシを選択しましょう。

自分ではよくわからないという場合はぜひご相談ください。一緒にあなたにぴったりの歯ブラシを選びましょう!次回はより細かい部分まで磨くための補助器具についてです。

☆有賀歯科医院でお薦めしている歯ブラシ☆

有賀歯科医院でお薦めしている歯ブラシ

有賀歯科医院で受けられるクリーニング

毎日欠かさず歯磨きを行っているのに、”なんだか歯の表面がざらついてきたな”とか”

歯が茶色っぽくなってしまって頑張って磨いても落ちない”とか”口臭が気になるようになってきたな”なんて経験はありませんか?

一生懸命磨いているつもりでも、長年しみついたクセや磨きにくい場所などブラシが当たっていないところにはどうしても時間とともに汚れやバイキンがたまってきてしまいます。この、自分で落とせなくなった汚れやバイキンを落とすことができるのがクリーニングです。

歯の表面についたネバネバなバイオフィルムや硬い歯石、頑固な着色を除去させるとともに、悪いバイキンを限りなく減少させます。すると、虫歯や歯周病だけでなく、口臭や風邪、肺炎などの予防にもなります。

見た目も白くきれいになり、舌ざわりもつるつるすべすべで、とてもスッキリしますよ!クリーニングをした後は”食事をするのがもったいない!”なんて方もいらっしゃいます。

有賀歯科医院では60分~90分の十分な時間をお取りして、丁寧かつ痛みの少ない方法を用いてクリーニングします。他院では15分~30分程度の簡単なクリーニングが一般的なようですが、お口の中を隅々まできれいにするにはどうしても60分~90分の時間が必要です。ゆったりとした時間の中でクリーニングを受けられ、終わったあとはさっぱりして気分爽快です!!

ぜひ定期的にお口の中のクリーニングをしましょう。
クリーニングに関してもっと知りたいこと、わからないことなどがあればスタッフにおたずねくださいね!

歯周病にかかりやすい人、歯周病が進行しやすい人とは?

歯周病にかかりやすい人は、お口の中のバイ菌を調べると、歯周病菌が普通の人よりもかなり多く存在しています。 

歯周病菌は歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)の中にどんどん入り込んでいき、歯を支えている周りの骨も溶かし、歯がぐらついてきます。

また歯の周りの歯ぐきも炎症を起こし、歯ぐきから出血したり、歯ぐきが赤く腫れたりします。 

もっとひどくなると、歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)から膿も出てきますから、口臭も強くなって、自分が気がつかなくても周囲の人を不快な気分にします。 

歯周病の主な原因はこの歯周病菌ですが、他にも下記のようなことがある人は、特に注意が必要です。 

1.歯ぎしりや食いしばりがある 


歯を支えている骨に力が伝わって骨が溶けやすくなる。 
 

2.噛み合わせが悪い

一部の歯に不自然な力が加わり、歯ぎしりと同様歯周病の症状を悪化させる。  

3.喫煙

ニコチンの作用によって、歯ぐきや歯の周りの骨の中に存在する毛細血管が収縮してしまい、栄養が歯ぐきや骨に行かなくなってしまう。

喫煙すると、歯肉の色が悪くなったり、歯肉が病的に硬くなってしまい、初期の歯周病の徴候である出血が見られないため、歯周病の発見が遅れてしまう。 

4.ストレス 

体の抵抗力や免疫機能が低下して、歯周病菌の攻撃に負けてしまう。

5.糖尿病

糖尿病の人は免疫力の低下によって、歯周病菌に感染しやすくなり、また歯周病菌も増加しやすくなるので進行しやすい。

また逆に歯周病になると、糖尿病も悪化しやすくなる。

6.口呼吸

口の中が乾燥してしまい、歯周病菌が歯の周りに停滞しやすくなる。 

7.肥満 

肥満は脂肪の塊です。脂肪細胞が炎症性の物質を出し、それが血液を介して、歯ぐきや歯の周りの骨に回ってくるので、歯周病の炎症をさらに悪化させてしまいます。 

8.食事 

軟らかい食べ物ばかり食べていると、歯の周囲に歯垢(プラーク)がつきやすくなり、バイ菌も付着しやすい。

噛みごたえのある食べ物を食べないと、歯肉や顎の骨が鍛えられない。

(ただし進行した歯周病の場合は、あまり固い食べ物を食べると歯がよけいにぐらついてしまうので十分注意が必要です。)

他にも歯周病を進行しやすくする因子はたくさんありますが、 まずは、あなたの口の中に今どのくらい歯周病菌がいるのかが問題です。 

当院では、痛みもなく簡単に30分くらいで、その日のうちに歯周病菌の状態を調べることができますので、 あなたも一度調べてみてはいかがですか?